2025年04月28日

埼京線。

変わってしまった新宿駅から
埼京線に乗ると
あの頃と変わらない景色が見えてきた

あぁこれは
子どもの頃
夏休みに弟と二人で電車に乗って
おばあちゃんちに泊まりに行った時の
景色のまま

改札を出る前から見えてくる
おばあちゃんの姿
私と弟が思いきり手を振る
心配そうな顔で
いつからそこで待っててくれたのか
乗換案内などない時代
新宿に着いたら電話すると約束してあって
そういえばさっき通ったあの辺りには
公衆電話が並んでいたはずだったんだ
その電話をしるしに
時刻表を見て、どの電車かな
そうやって待っていてくれたんだろうな

今日は

改札におばあちゃんはいない


私が会いに行った先のおばあちゃんは
とっても小さく見えたけど
起きて目を開けて待っていてくれた
にこにこではなかったけど
にこにこの気持ちなのは分かる

私のことが誰だか分からなくても
きっと私が来てくれて嬉しいと思ってくれてる
気持ちを表すことができなくなってしまっても
気持ち自体がなくなる訳じゃないから

おばあちゃんのひ孫だよ、と
娘たちの写真を見せたら
目を見開いて「ひまご?」と驚いたけど
その後うれしそうだった

みんな会いたがっているよ
私しか来られなかったけど、みんなね

弱々しく握り返してくれた手から
伝わってきたよ
きっと、ありがとうと言ってくれてるって

また来るからね

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posted by ちぃ at 14:56| 日記