2023年12月18日

本屋さんにて。

パパとママからの
クリスマスプレゼントを買うために
大きな本屋さんへ行った時のこと。

栞は、小さい頃から本当に本が好きで
絵本や図鑑、何でも喜んで読んできました。
まだ絵本(文は多め)が好きなようで
小学生らしい児童書や長いストーリーに挑戦したがらないけど
夏休みの読書感想文では、学年代表に選ばれたりと
本が好きなことが、成果として出てくるようになってきました。

一方実、生まれた時から家は絵本に溢れていて
実なりに好きな絵本を読んで欲しいと言い
毎晩楽しんではいるものの、
「自分が欲しい絵本」をあまり買わずに、育ってきました。
たまに選んでくれた絵本は、栞の好みとは違い
意外性があって、それもまた楽しいものです。

その日、大きな本屋には
新しく出た小学館NEO図鑑シリーズの「音楽」を買いに。
栞は最初から、それを買うと決めていましたが
実、なかなか本を選ばず。
知育玩具で遊んでばかりいます。

物で溢れかえってる我が家に、もう玩具は要らないよ。
どうせ片付けないでしょ、飽きちゃうでしょ。
本だったら、どれでも買ってあげるよ。


つい、そんなことを思い
実にも、絵本を選んでもらい、その日は帰りました。

ところが・・・
ふと、気付いたのです。
私は、実に、自分の価値観を押しつけてるんじゃないかと。

実にとっては、絵本は家にたくさんあるから充分で
本当に欲しいのは、知育玩具・・・特にパズル!
売場の玩具から離れなかったのは、そういうことなのではないかと。

翌日、私は実に聞きました。
「もしかして、本当は絵本じゃなくてパズルが欲しかった?
泣きそうな顔で、実は言いました。
『・・・うん。』

あぁ、しまった。私は実の気持ちに気付いていなかった。
急いで、ネットで探してパズルを買いました。

ごめんね実。


ついつい、二人いると
お姉ちゃんと同じ。と思ってしまいがちなのだけど
実は実。栞とは違うんだよね。

同じ音楽が「好き」でも、得意な部分は「違う」。
絵本が「好き」でも、少しずつ好きな分野が「違う」。

二人ともおままごとが好きなのは、共通。
二人とも運動が苦手なのも、共通。
その他、
栞は、パズルはあまり好きじゃなかったけど
実は、パズルやブロック等手を使う玩具が好き。

私の価値観で、実を(栞も)押さえつけないよう
気をつけなきゃいけないんだなと、痛感した出来事でした。


親って、難しいね。
こうやって、少しずつ学んでいくんだろうね。


posted by ちぃ at 11:17| 実と育児