もう3週間ほど前の話になりますが
栞、やっと卒乳しました。
長くなります。
二人目妊娠がわかったタイミングではまだ
夜寝る前、夜中や明け方起きた時、に
授乳させていました。
ほんの少ししか母乳は出なくなっていたとはいえ
栞にとっては「咥える」ことが安心になっていたのだと
思います。
子宮の収縮が起こる可能性があるから、断乳してください
2歳ならもう話せばわかるでしょう
最初に妊娠検査をしてもらった婦人科では
そう言われました。
自分なりに色々調べ、
上の子と下の子を同時に授乳する「タンデム授乳」という方法が
存在することも、知りました。
ネットの情報は、つい自分に都合の良いことばかりを
取り入れたくなります。
元々、泣いて喚いて無理矢理おっぱいを断つよりも
自然におっぱいから卒業してくれたら、と思っていたので、
とても迷い、悩みました。
夜中起きた時など、私がうとうとしている中
栞の方から服をまくり勝手に吸ってる。そんな状況だったので
なかなかその夜中に飲むな!とするのは、難しい。
なので、少しずつお話をすることにしました。
おっぱい、お腹の赤ちゃんと半分こだよ
だから、少しだけね
最初は、そう言った時「どうして?」という顔をし
愚図りました。
でも毎日言い続けることで「はい、終わりだよ」と
いつもより短めに切り上げても、泣かなくなりました。
そしてある時、
「おっぱい、でない」と言いました。
それからでしょうか。
毎日毎晩は飲みたがらなくなりました。
“今日は寝かしつける時に飲まずに寝てくれた”
“今日は夜中に起きた時、ぎゅーするだけで寝てくれた”
そんな風に、少しずつ授乳の回数が減っていきました。
この頃同時に、おっぱいの話をした時には
何となく話を聞かない振りをするというか
栞なりに“その話は聞きたくない!”と言っているような
そんな風に感じました。
まず目標にしていた3日。
3日間、飲まない。
これをクリアしてからは、もうすんなりと
あんなに大好きだったおっぱいを忘れてしまったかのように
一切、咥えなくなりました。
一緒にお風呂に入った時
おっぱいに顔を寄せて「ママのおっぱい、だいすき」
そう言ってくれました。
だけど、決して口には含みませんでした。
この「ママのおっぱい、だいすき」は本当に嬉しくて
きっと、ずっと忘れることはないと思います。
先日体調を崩した時に
夜中急に泣き出して「おっぱいちゅっちゅしたい」と言い
“多分、もう大丈夫”と判断して、好きなようにさせました。
もう、母乳は絞っても全く出なくなっていたので。
口に咥えて、一瞬で“なんか違う”と思ったのかすぐに離し、
結局、私が抱きしめてあげると安心して寝ました。
これを以て、栞は完全に「卒乳」出来たんだな
そう思いました。
栞が産まれてから2年4ヶ月もの間
一日たりとも、おっぱいをあげない日はありませんでした。
周りのお友達はとっくに断乳している中
私は頑なに「自然に栞のタイミングで」を願ってきました。
それは私のワガママでもあったのかもしれません。
出来ることならずっとずっとおっぱいあげていたい
そう思うほど、授乳している時間は何にも代え難い幸せでした。
栞は、頭のいい子です。よく分かっています。
話せばきっと分かってくれる。それを信じて良かった。
二人目妊娠をきっかけに、私も授乳が辛く感じることが増え
ここが、私にとっても栞にとっても
「タイミング」だったのだと思います。
いつまでも、私のワガママで続けるのではなく
今、卒乳できて良かった。
おっぱいだいすき!
そう言って、抱きついてくる度に
ママのおっぱい沢山飲んでくれてありがとう
そう伝えています。
お腹の赤ちゃんが産まれたら、どうなるかな。
「おっぱいを取られた!」と思うのかな。泣くかな。
またその時には、栞の「成長」が必要な時になると思います。
先日、保育園の先生に卒乳しましたと報告した所
先生方皆さんに「おめでとうございます!」と言って頂きました。
こんなに遅い卒乳で「おめでとうございます」と
言われるとは思っていなかったので、びっくりしましたが、
これまでよく頑張ってきたんだな私、と少しだけ思えました。
栞、ありがとう。
ママは、本当に幸せでした。