2023年09月18日

アセトン血性嘔吐症。

結果、実、4回目の救急受診、
3回目の入院となってしまった。

土曜、習いごとから元気に帰ってきたものの
少し熱っぽいなと。

日曜、朝から38度超え。
元気はあるし、ご飯も食べられている。
とはいえいつもよりは少し量が少ないので
アセトン血性嘔吐症を防ぐために、少しずつでも
糖分を摂らせようと、終日ゼリーや飴で補給する。
ポカリが飲めないので、甘いジュースも。

38.5℃を超えるといつも通りしんどそうになってきた。
夜、ご飯の時間帯に効き目が出るようなタイミングで
解熱剤を飲ませ、少しでも多く食べてもらおうと
頑張ってみるも、普段の7割程度しか食べられなかった。

深夜、40.0℃に。
でも夕方解熱剤を飲ませてしまったので
タイミング的なことと、空腹で飲ませることを躊躇い
“寝られているなら様子を見よう”と、そのまま寝てしまった。

そして、月曜朝、吐き始める。
やばい、これはアセトン血性嘔吐症の症状だ。

一度吐いたら、ゼリーを受け付けない。
ゼリーを吐いたら、今度はジュースも飲めなくなった。
何度か吐いたので、すぐに救急に電話。
なるべく早く来てくださいとのことで、夫に車を出してもらい
病院へ。

すぐに血液検査と点滴開始、
そしてケトン体の数値を見るために尿検査。
熱は高いものの、頑張って歩いてくれて
でもそのせいでその後ぐったりしてしまった。
しゃべれるどころか、ちゃんと受け答えも出来る。
此処に来るってことはどういうことか、ちゃんと分かっていて
ベッドで何度も「きょうは、おうちにかえれる?」と。

ごめんね、ママには決められないの・・・。
病院に居る方が、安心なんだよ。
ママはおうちで点滴してあげられないから・・・。

吐き気止めを使った訳ではないのに
点滴だけで、すぐに吐き気は止まった。
やはり、糖なんだろう。
夜通し、糖分水分あげ続けたけど
40℃の熱には敵わなかったみたい。
防いであげられなくて、ほんとにごめんね実。

尿検査の結果、やはりケトン体はMAX出ているとのこと。
コロナPCR、インフル抗原、ともに陰性。
喉の赤みがひどい訳ではなく、咳もほとんどしてないので、
その他の感染症等の可能性は低いとのこと。
「ただの風邪」による「熱」で、アセトン血性嘔吐症に至った、
との診断。

家に帰っても、食べられなくて
症状を繰り返すだろうとのことで、入院が決まった。

最短で2泊だろうと。

実、ちゃんと分かっていてずっと泣いていたが
面会時間のギリギリまで、一緒に居られたのは大きかった。
でも翌日栞は学校だし、私だって夕飯を食べないと・・・。
「寂しかったら、コレ(ナースコール)を押すんだよ」
と教えたら、私が帰る瞬間にもう押していた(笑)。
大泣きしたけど、私の姿が見えなくなると疲れたのかすっと泣き止み
無事に看護師さんにお任せ出来た。

強くなった。

翌日、昼から食事を開始。
面会に行き、半日一緒に過ごし、分かれる時には大泣きした。
「いっしょにかえりたい」そうだよね。ママも一緒に帰りたい。

翌々日、
嘔吐は入院中一度もなく、尿もよく出ていて
ケトン体が3+→1+まで下がったので、退院。

その後は
前回の入退院後に症状がぶり返した教訓を生かして、
とにかく無理をさせないように、家で休ませ
栄養のあるものを食べさせ、こまめにおやつ。
お腹を壊したり、吐いたりすることもなく
少しずつ回復、幼稚園にも登園できるようになっていった。

運動会や遠足を控えていたから、
なんともギリギリのタイミングだった。
元気に参加できて、本当に良かった。


自分を責めるのは辞めよう。
どうしても「防いであげられなかった」後悔が
ずっと頭の中にある。今も。
一方で「やれることはやっていた」とも思う。
それでも症状が出てしまったのだから、仕方ないと
やっと、思えるようになってきた。

アセトン血性嘔吐症。
体が大きくなるにつれて、治っていく病気。
「病気を受け入れ、付き合っていくしかない」
人生のいろんな場面で、自分に言い聞かせてきた。
実のことも、そう。

子どもが辛い思いをしているのは、私も辛い。
けれど、一緒に頑張るしかないから。


心配し過ぎて体を壊さないようにしなきゃ、と
私も、今回少しだけ強くなれた気がする。
実に感謝。
ママも、もっと強くなるね。




posted by ちぃ at 00:00| 実と育児