2023年09月28日

モーリス・ユトリロ展。

実の回復が早く
幼稚園にも元気に行けるようになったので、
母と約束していた、ユトリロ展に行くことが出来ました。

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母は、美術を高校で学んでいたというほど
昔から絵が大好き。
私も絵は好きですが
特に誰の絵が好き、とかは無く
母が昔からユトリロが好きと知っていたので
たまにはデートもいいかなと思い、約束していました。

横浜に行くのはとても久しぶりで
しかも電車なんて、しかも相鉄がゴージャスになってるしで
なかなか楽しい数時間となりました。


とても複雑な環境で育ったモーリス・ユトリロ。
アルコール依存症で苦しんでいた時期こそ
素晴らしい作品を残している、と知りました。
完璧な遠近法の活用と、独特の色使い、
雑なように見えて遠くから見ると写真のように細かく見え、
絵の具が一筆一筆乗っていく触感を、近くで見ると
とても迫力がありました。

ユトリロの言葉が壁に貼ってありました。

 青色が神で、悪の敵なら、
 黄色は妬み、ときに自惚れ、ありきたり、
 赤は悪魔で、活気にあふれ、おまけに残忍、
 緑は希望、そしてピンクは、甘美な結婚。

 モーリス・ユトリロ



ユトリロの晩年、結婚してからの日々が
幸せだったことが伺えます。
それが救いだな、と。



ゼロからイチを生み出すものとして
“インプット”する行為は、とても重要で
でもそれは気持ちや時間に余裕がないと出来ないと、
思っていて。
この日は、多少の無理をしてでも
そういった時間を作っていかないとな、って
思わされる時間でした。

母と二人きりで出かけること自体がとても珍しく
ずっと喋りっぱなしだったけど、良い時間でした。


一緒に食べた、五右衛門のパスタおいしかったね。
また、お出かけしましょう。
時間作るからね。ありがとね。



posted by ちぃ at 12:25| 日記

2023年09月18日

アセトン血性嘔吐症。

結果、実、4回目の救急受診、
3回目の入院となってしまった。

土曜、習いごとから元気に帰ってきたものの
少し熱っぽいなと。

日曜、朝から38度超え。
元気はあるし、ご飯も食べられている。
とはいえいつもよりは少し量が少ないので
アセトン血性嘔吐症を防ぐために、少しずつでも
糖分を摂らせようと、終日ゼリーや飴で補給する。
ポカリが飲めないので、甘いジュースも。

38.5℃を超えるといつも通りしんどそうになってきた。
夜、ご飯の時間帯に効き目が出るようなタイミングで
解熱剤を飲ませ、少しでも多く食べてもらおうと
頑張ってみるも、普段の7割程度しか食べられなかった。

深夜、40.0℃に。
でも夕方解熱剤を飲ませてしまったので
タイミング的なことと、空腹で飲ませることを躊躇い
“寝られているなら様子を見よう”と、そのまま寝てしまった。

そして、月曜朝、吐き始める。
やばい、これはアセトン血性嘔吐症の症状だ。

一度吐いたら、ゼリーを受け付けない。
ゼリーを吐いたら、今度はジュースも飲めなくなった。
何度か吐いたので、すぐに救急に電話。
なるべく早く来てくださいとのことで、夫に車を出してもらい
病院へ。

すぐに血液検査と点滴開始、
そしてケトン体の数値を見るために尿検査。
熱は高いものの、頑張って歩いてくれて
でもそのせいでその後ぐったりしてしまった。
しゃべれるどころか、ちゃんと受け答えも出来る。
此処に来るってことはどういうことか、ちゃんと分かっていて
ベッドで何度も「きょうは、おうちにかえれる?」と。

ごめんね、ママには決められないの・・・。
病院に居る方が、安心なんだよ。
ママはおうちで点滴してあげられないから・・・。

吐き気止めを使った訳ではないのに
点滴だけで、すぐに吐き気は止まった。
やはり、糖なんだろう。
夜通し、糖分水分あげ続けたけど
40℃の熱には敵わなかったみたい。
防いであげられなくて、ほんとにごめんね実。

尿検査の結果、やはりケトン体はMAX出ているとのこと。
コロナPCR、インフル抗原、ともに陰性。
喉の赤みがひどい訳ではなく、咳もほとんどしてないので、
その他の感染症等の可能性は低いとのこと。
「ただの風邪」による「熱」で、アセトン血性嘔吐症に至った、
との診断。

家に帰っても、食べられなくて
症状を繰り返すだろうとのことで、入院が決まった。

最短で2泊だろうと。

実、ちゃんと分かっていてずっと泣いていたが
面会時間のギリギリまで、一緒に居られたのは大きかった。
でも翌日栞は学校だし、私だって夕飯を食べないと・・・。
「寂しかったら、コレ(ナースコール)を押すんだよ」
と教えたら、私が帰る瞬間にもう押していた(笑)。
大泣きしたけど、私の姿が見えなくなると疲れたのかすっと泣き止み
無事に看護師さんにお任せ出来た。

強くなった。

翌日、昼から食事を開始。
面会に行き、半日一緒に過ごし、分かれる時には大泣きした。
「いっしょにかえりたい」そうだよね。ママも一緒に帰りたい。

翌々日、
嘔吐は入院中一度もなく、尿もよく出ていて
ケトン体が3+→1+まで下がったので、退院。

その後は
前回の入退院後に症状がぶり返した教訓を生かして、
とにかく無理をさせないように、家で休ませ
栄養のあるものを食べさせ、こまめにおやつ。
お腹を壊したり、吐いたりすることもなく
少しずつ回復、幼稚園にも登園できるようになっていった。

運動会や遠足を控えていたから、
なんともギリギリのタイミングだった。
元気に参加できて、本当に良かった。


自分を責めるのは辞めよう。
どうしても「防いであげられなかった」後悔が
ずっと頭の中にある。今も。
一方で「やれることはやっていた」とも思う。
それでも症状が出てしまったのだから、仕方ないと
やっと、思えるようになってきた。

アセトン血性嘔吐症。
体が大きくなるにつれて、治っていく病気。
「病気を受け入れ、付き合っていくしかない」
人生のいろんな場面で、自分に言い聞かせてきた。
実のことも、そう。

子どもが辛い思いをしているのは、私も辛い。
けれど、一緒に頑張るしかないから。


心配し過ぎて体を壊さないようにしなきゃ、と
私も、今回少しだけ強くなれた気がする。
実に感謝。
ママも、もっと強くなるね。




posted by ちぃ at 00:00| 実と育児

2023年09月02日

DWL2023。

待ちに待ったドリカムワンダーランド2023。

子ども達を連れていくか、迷いつつも
「どうしても飛んでる美和ちゃんを見せてあげたい!」と
家族4人分のチケットを取ってあった。

結果、連れていって正解だったと思ってる。

冒頭から、私達の頭上を飛ぶ美和ちゃん。
実の大好きな「大阪LOVER」。
近くまで来てくれた、あひるコースター。
いつも車で聴いている大好きな曲が次々と歌われ
嬉しそうに口ずさみ、
新しい曲や知らない曲も、興味津々で聴いている。

栞は、想像以上に興奮していて
ずっと立ちっぱなし前のめりで聴いていた。

夫の好きな曲、救命病棟24時の主題歌シリーズが
連続で演奏されるというスペシャルなアンコール。

最後まで聴けないんじゃないかと思っていた実も
よく頑張ってくれた。
途中椅子にゴロンと横になりつつも
知っている曲になると、すくっと立ち上がり
ペンライトを振って
「美和ちゃん、見てるよ!」と言うと
「みわちゃーん!」と声を出し
本当に可愛かった。
3歳以上入場可だったとはいえ、小さい子どもは少なく
実、参加ちびっこの中でも最年少クラスだったかと。
すごいねー!

私は私で、想定内の曲から
うわー、こんな曲やってくれるなんてー!って曲まで
楽しめて、本当に最高だった。


子ども達と一緒にドリカムを見られる日が来るなんて。
まさにDREAMS COME TRUE、夢が叶った1日となった。


水道橋駅からドームの入口までが遠かったことと
終わってからかなり歩いて、電車に乗るまでの人混みが辛くて
熱中症にならないか心配だったのは、反省点。

でもやっぱり、4人で行って良かった。
一生の思い出になった。


栞が「明日も見に行きたい!」ってくらい
喜んでたのが、一番嬉しかった。
日本屈指の最高のパフォーマンスを
その歳で見られるなんて、すごいね!!

ありがとう。

この日まで何とか・・・と
体調管理に努めてきた“夏休み(と少し)”がやっと終わった。
今年の夏が、終わった。


美和ちゃんも正さんも、最高過ぎ。
あれを一から全て自分達が関わって作っていったって
本当にすごい。信じられん。
4年後、そして50周年の時を、楽しみにしています。



posted by ちぃ at 00:00| 日記