大きな病気ひとつしたことがなかった
95歳の祖母が入院したことをきっかけに、
大切な人が
突然、そばにいなくなる
それって
いつでも誰にでも起こりうることで
それは本当に
突然やって来るものなのだと、
いろんな思いが交錯している。
朝「おはよう」を言って
一緒に朝食を食べて
「いってらっしゃい」って見送って
「ただいま」と「おかえり」があって
お互い、一緒に居なかった時間の話をして
一緒に夕食を食べて
お風呂であったまって
くっついてお布団に入る
そんな当たり前の毎日の繰り返しは
全然当たり前なんかじゃなくて、
尊い
キラキラの宝物なのだと、感じる。
当たり前が崩れた毎日を目の当たりにして
離れた寂しさはどれほどかと、胸が苦しくなる。
もう頑張っているのは知っているから
「頑張れ」とは到底言えなくて、
ただ、ただ
一日も早く、家に帰れるように祈るのみ。
毎日心を削っては
そちらに思いを飛ばしているよ。