2023年08月04日

ガラスのこころ。

先日、実が急に

「あかちゃんにもどりたい…」

と言って泣きました。

どういう訳か、話を聞く前に
ピンと来ました。

その直前に私が

 あんなに小さかった実が
 もうこんなに大きくなっちゃった
 ずーっとこのままぷにぷにの実で居て欲しいなぁ〜


というようなことを、言ったのです。
というか、常々よく言っているのです。

下の子って、どうしてもいつまでも小さい気がして
お姉ちゃんと比べると、やっぱり幼い気がして
でもふと振り返ると、大きくなったなぁって感じて
それが寂しく感じてしまう、赤ちゃんのままで居て…
そう思ってしまうこともあります。

そうか…それを言葉にしてしまうと
実からすると

 ママはわたしが赤ちゃんのままの方がいいと思ってる
→今のわたしは好きじゃないのかもしれない
→大きくならない方がいいのかもしれない
→じゃあ赤ちゃんに戻りたい

そう受け取ってしまったのかも。と気付きました。

なんて繊細なんだ・・・。
そんなつもりはないのに!!!

ママだって、勿論実の成長が嬉しいこと
赤ちゃんの実も、今の実も、これからの実も
いつだって大好きだってこと
だから、このままでいいんだよってこと

ぽろぽろ涙を流す実を抱きしめて
ゆっくり説明しました。
ママの言い方が悪かった、ごめんね。

子どもの受け取り方って、本当に素直で
ちょっとしたニュアンスから
“…ということは○○ってこと?”
と、大人が思いもしない方へ考えてしまうのかも。

これは気をつけなければ!!
と反省したのでした。

栞と同じように実にも
かわいい、大好き、をたくさん伝えてきたし
スキンシップもたくさん取っているつもりなのに、
栞に比べて実の方が、自分に自信がないというか
これが自己肯定感というやつなのか
「わたしなんて…」「どうせできないし…」
「かわいくなんかないよ…」
そういう言葉がよく出てくるような気がしています。
お姉ちゃんと比べての、劣等感がある?のかもしれません。

ありのままの実が
大好きなんだけどな。
伝えても伝えても、伝わらないのはもどかしい。


このことがあってからは
「赤ちゃんのまま居て欲しい」の気持ちは封印して
大きくなったことや、お姉ちゃんらしくなってきたことを
喜ぶように、しています。

子どもの心は、ガラスのようだね。


posted by ちぃ at 11:09| 実と育児