2022年03月30日

受賞者コンサート。

栞と一緒に、コンサートに出演してきました。

1月のコンクールで賞をいただいた生徒だけが
出演できるコンサートでした。
コンクールと違って曲に制限がなかったので
栞は、幼稚園の卒園式で歌った曲を選びました。

残念ながら、いつもお世話になっている先生の予定が合わず
伴奏者がいないため、
私が伴奏をすることになりました。
先日も書いた通り、20年くらいブランクがあったのですが
何とか練習して弾けるようになりました。

親子でコンサート。
しかも、栞が歌って、私がピアノ、
大きなホールで演奏できる機会なんて、恐らく最初で最後でしょう。
母親が伴奏をするなんて前代未聞だったようで
大変驚かれましたが、恥をかいても構わない!という覚悟で
挑みました。

栞は、舞台袖で待っている間ずっと緊張していて
しゃがみ込んでしまっていました。
ですが、順番が来て名前が呼ばれると
すたすたとマイクの前に立ち、既に“いつも通り”の姿に!

歌は、完璧でした。
今まで練習してきて、直そうね気をつけようねと
話していた所は全て、きちんと歌えていたと思います。
マイクによく乗る響く声で、まっすぐに歌えました。

言葉がどうしてもハッキリ聞こえないと
最後まで練習していましたが、
聞きに来てくれたじーじばーばは「ハッキリ聞こえたよ」
と言ってくれました。
歌詞を伝えようとしているのがよく分かった、と
言ってくれて、まさに目指していたことだったので嬉しかった!

本当にすごい子です。

私は、緊張から少し間違えてしまいましたが
楽しもう、この場を楽しまなきゃ!と
途中からは、マスクの下で小さく歌いながら弾きました。
笑顔で楽しく弾けました。
栞の背中を、ピアノ側から見ることは
もう無いだろうと思い、目に焼き付けようと必死でした。
あの景色は、一生忘れないと思います。

「ママとっても楽しかった、栞のおかげだよ。
 ありがとう」

栞が連れてってくれたステージ。
一生の思い出になりました。
本当にありがとう、栞。

これからきっとどんどん上手になるでしょう。

さぁ次は
5月のコンクール県大会です。
もう練習開始しないとで、とても慌ただしいです。
栞がどこまで頑張れるか?
とても楽しみです。

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posted by ちぃ at 22:52| 栞と育児

2022年03月26日

ピアノへの恩返し。

4歳からピアノを習っていました。
年数で言えばそこそこやっていたけれど、
ソナチネの途中で、辞めてしまいました。

小学生の頃の友達に会って「音楽の仕事してる」
と話すと決まって『ピアノで?』と、聞かれます。
当時の私は、クラスでも合唱祭でも伴奏をしていて
中学校の卒業式では、全員で歌う「巣立ちの歌」の伴奏まで
させてもらいました。

その辺りから、何となく気付いてはいました。
“自分よりピアノが上手い子は、たくさん居る”
それまで自慢でしかなかったピアノで
負けを認めざるを得ない、そういう場面も増えていきました。

高校で吹奏楽部に入って、アルトサックスを始めました。
そこで、私は初めて思い知ります。
周りはみんな中学から楽器を始めていて
“私が、一番下手くそなのだ”って。
加えて、ピアノなんてみんな弾けるのです。
みんな私より、ピアノも楽器も上手なのです。
今思えばそれが、初めての挫折だったのかもしれません。

ピアノをぱったりと弾かなくなり
アルトサックスに熱中し
そのまま音楽への道を、突き進みました。

ピアノを習っていたことが、役には立ったけれど
弾くことは、もうほとんどなくなってしまいました。

うちには、母が大事にしていたエレクトーンを売って
私のためにと買ってくれた、アップライトピアノがありました。
弾かなくなって、随分長い年月が経ったある日。
母が手配してくれた業者に、引き取ってもらうことになりました。
どこかでピアノを必要としている人のところに行った方が良い。
頭でそう思っていても、少し寂しく
クレーンで吊られて、運ばれてしまったピアノの姿が
ずっと忘れられず、
母が思いを込めたピアノを手放してしまったことを
ずっと申し訳なかったと、思っていました。

結婚し、子どもが出来
昨年、栞がピアノを習い始めました。
一番良い電子ピアノを買い
私も栞と一緒になって、少しずつまた弾くように。
久しぶりに触ると、やはり楽しいものでした。

こんなにピアノを練習するなんて、いつぶりだろう?
また、ピアノを練習する日が来るなんて。

何のためにピアノを習っていたんだろう、
もっとちゃんと弾けるようにしておけば良かった。
ずっとそう思っていたけれど
そうか。

それはきっと、自分の子どもとピアノを弾くためだったんだ。
そう思えたら、すーーーっと
今までのいろんな後悔が、消えたように感じました。

こんなに幸せなことって無いな。
子どもと一緒に、音楽を楽しめる日が来るなんて。


火曜日。
大きなホールでコンサートがあります。
栞が歌う後ろで、私はピアノの伴奏をします。
栞が私にくれたプレゼントだと思っています。

やっと、ピアノへの恩返しが出来そうです。





posted by ちぃ at 23:22| 日記

2022年03月21日

卒園式と終業式。

栞が、幼稚園を卒園しました。
保育園3年、幼稚園2年の“園生活”が終わりました。

コロナに負けず、ずっと頑張って登園していましたが
ギリギリで風邪を引いてしまい、3月は1日休んでしまいました。
何とか卒園式には出られて良かったです。

保育園を退園する時にも泣きましたが
今回もきつかった…いっぱい涙を流しました。
担任の先生が、退職されると聞いていたので
もう会えなくなる寂しさと、今までの感謝の気持ちとで
涙が止まりませんでした。

栞は、卒園証書授与もきっちりこなし
歌も笑顔で歌い、最後の最後まで元気いっぱいでした。
泣くかな?と思ったけど
まだ実も通う幼稚園だし
栞も習いごとで園には週1で行くので、
あまり寂しさはないみたい。

先生ともたくさんお話をして
心を込めて作ったプレゼントのアクアビーズ作品も渡し、
納得出来たようです。

最後は、1番仲良しのお友達と園庭で遊んで
写真を撮りました。

卒園式は・・・親の方がきついですね。
いろんな思いが込み上げてきます。
今年度、クラス役員を引き受け、卒園式の謝辞を書きました。
卒園児保護者の代表ということで、悩みましたが
全ての思いを込めた文章を、お渡し出来たかなと思います。
卒園式の短縮で、書面でお配りしただけになり
少し残念でもありました。
でも、読み上げるのは泣いちゃって無理だっただろうから
結果オーライかな。

次の日。
卒園式の方が先だったので、実が一人で終業式に。
栞が居ない幼稚園、一人で乗る園バスは
実にとって初めてのことでした。

朝栞が
「もうねーねは幼稚園に行かないんだよ、
 みのりは一人で幼稚園行くんだよ?」
と説明すると、
「・・・さみしい」
と呟いていました。実もちゃんと分かってる。

栞が見送るバス停で、泣いちゃうかな?と思ったけど
何と、同じバス停の仲良しのお友達(年長さん)が
来てくれて!!一緒にお見送りしてくれました。
何て優しいんでしょう・・・ありがとう。
栞とお友達で実を囲んでギューッてしてくれて
笑顔で園バスに乗って行きました。

帰りもニコニコでした。
よく頑張ったなぁ・・・。

思い出深い卒園式と終業式になりました。
栞、大きくなったね。立派になった。
実、幼稚園が大好きになったね。よく頑張った。


さぁ、4月からは
栞は小学生、実が年少さんに
私は幼稚園役員から役員執行部に
それぞれステップアップします。

どんな1年が待っているだろう。

それぞれが、試練の1年です。




posted by ちぃ at 22:41| 二人育児

2022年03月10日

「2ねんかん、おべんとうつくってくれてありがとう」

子どものお弁当を作るのは、私の夢のひとつでした。
保育園時代には、毎日給食があったので
お弁当を作ったのは遠足の日だけです。

栞が自分から「幼稚園に行きたい」と言い出さなければ
毎日早起きしてお弁当を作ることには
ならなかったはずでした。

年中・年長の2年間のお弁当、
250くらいは作ったのかなぁ、多分。
9月からの半年間は
栞だけでなく実のお弁当も作るようになって。
また違う苦労もありました。

卒園を間近に控え
「一日保育」の日が終わってしまったので
昨日で、お弁当も終わりました。

振り返ってみて、ひとことで言うと、楽しかったなぁ。

最後のお弁当は何がいい?と聞いたら
・から揚げ
・ハム入り卵焼き
・タコさんウィンナー
・冷凍コロッケ
・ブロッコリー
・おにぎり
・あとはママに任せる
と、オーソドックスなお弁当になりました。

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毎回、お弁当箱は空っぽのキラキラで返ってきて
「おいしかった?」と聞いても「おいしかったよ」。
そのうち「毎日聞かなくても、いつもおいしいって」。

食べる量は少しずつ多くなってきて
「きょう、おべんとう足りなかった」
「えぇ!あんなに詰めたのに?!」嬉しい悩み。

いつだって、栞はお弁当をありがとうと言ってくれて
「食べられる」ということに対して
感謝出来る子に育ってくれたなぁ、と。

ただ、食べるのに時間がかかる子なので
これから
学校給食20分間で食べきれるか?が、心配ではあるけど。

字が読めるようになるのが早かったので
毎日読むことに触れさせたくて
マステにメッセージを書いて、お箸セットの蓋に貼っていました。
書くことも同じようなことばかりなのだけど
貼り忘れた日は、すかさず「今日メッセージ忘れたでしょ?」
とお叱りが。
それも、昨日は特別。と思って、手紙を添えました。

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昨日は帰ってきてすぐに

「ママ、2年間お弁当つくってくれて、ありがとう」

と言ってくれました。

ママこそ、いつもきれいに食べてくれてありがとう。


今度栞にお弁当を作るのは・・・学校の遠足かな?
でもその前に「実だけお弁当ずるい!」と言うだろうから
また近いうちに、お弁当箱の出番が来ることでしょう。

出来合いの物や冷凍食品
自作の冷凍おかずに頼ってしまってたけれど、
2年間、よく頑張って作ったと思います。
大人のお弁当と比べて
子どものお弁当はこんなに大変なものなんだな、と
思い知りました。

さ、ここからは
実のお弁当が3年間続きます・・・。
頑張れ、私!


posted by ちぃ at 10:37| 栞と育児

2022年03月03日

ゆっくりでいいよ。

実が1週間ほど嘔吐と回復を繰り返し
やっと…と信じたいのですが、調子が戻りました。

3月に入ってしまいました。

栞が幼稚園に行くのは、今日を含めてあと11日。
お弁当は、5回。

毎年植えるチューリップ。
あんなにずっと土の中で眠っていたのに
一気に背を伸ばそうとしています。

こんなにチューリップが待ち遠しくない春は
初めてです。
もう少し、ゆっくりでいいよ。

あと一年くらい。
栞と実、一緒に幼稚園に通わせたかったなぁ。
どうしようもないことなんだけど。

もう1ヶ月後には
さぁ栞は入学式の準備だね、実は一人で幼稚園に行くのよ
なんて、言ってるんだろうな。

早いな。

寂しいな。

あっという間に、子ども達は大きくなってしまいます。


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posted by ちぃ at 11:14| 日記