年末に録りためていた音楽番組を
少しずつ消化しています。
ふと、あるアーティストが出産後に書いた歌で
子どもに向けてご本人が作詞された曲を、聴きました。
特別好きなアーティストではないので
普段なら飛ばしてしまうのですが
さぁどんな歌詞だろう?と思って聴いていました。
まさに自分の子に向けて書いた手紙のような
そんな歌詞でした。
ご自分で書いた詞を、ご自分で歌うには
それで良いのだと思います。
それを支持してくれるファンの方もいるのでしょうから。
私の仕事は、作詞家で
自分で歌うために詞を書いている訳ではありません。
誰かが歌ってくださるための詞を書いているので
100%自分の思い通りの内容に仕上がることは、ありません。
依頼された時に、いろんな指示や指定がある中で
私だから生むことが出来た言葉を、並べて紡いで
クライアントの想像通り若しくは想像以上のものを、書く
それが仕事です。
よく考えてみると
私は、自分の子ども達に向けての歌詞、って
書いたことがないなぁと。
子ども向けの案件で、子ども達に伝えたい歌詞
そのようなお仕事は経験があっても
自分の子ども達だけに向けて、というのとは少し違う。
多分、まだ私には書けないだろうなぁと思うのです。
栞と実に向けて、詞を書く。それを曲にする。私が歌う。
私が生きているうちにそんな機会があったら、いいなと
思うけれど
思いが溢れて、きっと言葉にしている時点で泣いてしまうし
それを歌うなんて、とんでもないことだなぁと。
でもいつか
もう少し、子どものことを客観的に見られるようになれば
大変だった頃(まさに今?)のことを思い出して
思いを綴って、詞に曲に出来るときが来るかな。
なんて、思います。
生きているうちに、いつか叶えられたらいいな。
2021年01月14日
生きているうちにしたいことの、ひとつ。
posted by ちぃ at 22:51| 音楽と仕事