栞、幼稚園。
14時半のお迎え。
実、保育園。
14時のお迎え。
こんなに長い時間、家で自分の時間を過ごすなんて
実を産んで以来、初めて。
夫は、変わらず在宅勤務なので
家の中に“気配”はあるものの、
用がなければ会話はしないので、静かなもんだ。
体調は、酷くはなっていない。
鼻水が止まったので、残るは咳のみ。
実も、良くなっている。とりあえず、良かった。
さて、仕事をしなくては。
そう、本格的に仕事復帰する時が
やって来たのだ。
だが、ぽつんと
1人きり(いや夫は家にいるのだが気持ち的には“1人”)になったら
急に、寂しさが込み上げる。
栞を保育園に預け始めた時、大泣きした。私も。
預けたくない、24時間栞のそばにいたい。
そう思ってた。
子どもには子どもの世界があっていい、
お友達が出来ることも、素敵なこと、
保育園に行かせて良かった、沢山の経験は宝物だ、
そう思えるようになったから、
実には、あまりそういう気持ちを感じたことはなかった。
実、どうしてるかな。大丈夫かな。
何してるかな。笑ってるかな。
私の知らない実が、私の知らない時間を過ごしてる。
もう、赤ちゃんじゃないんだな。
私の手を離れて、一歩ずつ歩き出しているんだな。
そう思ったら急に、涙が出てきた。
自粛中、あんなに1人になりたくて愚痴っていたのに
いざ、1人になれたらこんな気持ちになるなんて
大人ってのは、私ってのは本当に勝手だなと思う。
子どものせいで大変なのだけど
子どものおかげで日々救われているんだな。
栞も、実も
新しい環境で、頑張ってる。
小さな頭と体をいっぱいに使って、頑張ってる。
私も、仕事頑張ろう。
そうでなければ、子どもに背中を見せられない。