きょう、ほいくえんで
いすとりゲームしたよ!
しおり、ずーっといすにすわれなかったの
ごめん、笑っちゃいけないと思いながら
笑ってしまったよ。
うん、わかるよ。
ママもそういう子だったから。
あなたが
我先に!と勢い良く空いている椅子を取れる訳は
ないでしょう。
どうしようどうしようって思ってる間に
みんな椅子に座っちゃって、あれー?ってしてる姿
ママには想像つくわ。
まだ、悔しいとか負けの意識はないのよね。
いつかそれを、悔しいとか負けは恥ずかしいと
思うようになったとしても、いいのよそれで。
あなたが、我先に!って性格じゃないのは
それはそれで「しおり」なんだから、いいの。
それより
『フルーツバスケット』のルールを
ママに細かく説明してくれて
それが本当にまだ3歳10ヶ月とは思えないくらい
きちんと分かりやすく沢山の単語を使って
分かりやすく説明してくれた栞を、
ママは「すごいね」「えらいね」って褒めたいわ。
椅子取りゲームで勝てなくても
あなたには、みんなより「上手」なことがあるんだから
それで、いいのよ。
それが「しおり」なんだから。