今日は
弟家族が遊びに来ることになっていました。
昼過ぎに来るよ、と話してあり
まだかな?と言いながら、栞と昼食をとっている時。
ふと、栞が
「おじちゃんは、こえがすこしちがうねぇ?」
と言いました。
いい機会だなと思い
叔父ちゃんと叔母ちゃんは耳が聞こえないこと
だからお話する時の声が少し違うこと
生まれた時から耳が聞こえない人や
目が見えない人や、手や足が不自由な人もいること
を説明すると・・・
「えー、そうなんだぁ!」
と、前のめりに話を聞いててくれました。
そして
後ろから話しかけても聞こえないけど
ちゃんと顔を見て、大きい声で話せば伝わること
それから
叔父ちゃんと叔母ちゃんは、お口じゃなくて
お手々でお話が出来ること
を教えると・・・
「えーーー!!すごーいね!!!」
と、目をキラキラさせて言いました。
そう。すごいんだよ、栞。
耳が聞こえない人は、可哀想でも大変でもなく
「すごいんだよ」、栞!
だってみんなと違う方法でお話が出来るんだもんね!
ね、栞!
その栞の純粋な言葉に、ハッとさせられ
いつまでもその気持ちを忘れないで欲しい、と
思った私なのでした。
栞の時代は
弟のような障害者も
夫のような治らない病気を抱えた人も(ま、夫も障害者な訳ですが)
肌や髪や瞳の色が自分とは少し違う人も
いろんないろんな人たち
みんなみんなが「同じ」であり
ひとりひとりが「すごい!」
そんな平等な社会がつくられなくてはならない。
そう思った私なのでした。
栞は従姉妹ちゃん姉妹と
ぐったりするまで遊んで
夜には、こてっと寝ました。
実の人見知りは今がピークで
それでも泣かない方ではありますが
一日中いつもと違う様子で、よく泣く子でした。
ママは仕事手一杯だけど
今日だけは、仕事できるはずがないと一旦忘れました。
夫も仕事でお盆休みがない我が家とはいえ
今日は私にとって“お盆休み”のような、1日になりました。
お疲れさまでした。