2019年05月23日

泣いてばかりの保育参観 〜栞と育児〜

楽しみにしていた保育参観。
栞も勿論、今日を楽しみにしていたはずなのに。
やっぱり、今回も沢山泣いてしまいました。
過去4回の保育参観も全て、泣いてばかりでした。
もう3歳児クラスになったんだし
今回は大丈夫かな?と思っていたのだけど。

朝の歌は、歌えず、
折り紙での制作も、泣いてご機嫌ななめ。
みんなは親と離れて、並んでお部屋を移動しているのに
栞は「パパと!」「ママと!」手を繋いでないとダメ。
外での遊びもずっと泣いていて
オニをやりたい!と言った割には
泣きながらただ走るばかりで。

“イレギュラーに弱い”
ずっと、変わらない。なかなか、直らない。
いつもと違うことが起きると、泣いてしまう。
それに加えて最近は、それに対して私が怒ると
余計に泣き叫ぶ。

あまりに言うことを聞かないし
みんなと同じことが出来ずに、輪を乱してしまうので
私は、他の方が居る前で怒鳴ってしまい
もう帰ろうと言いました。
“あぁいけないな、止めなくては”という自分と
制御できない感情的な自分とが居て
結局、怒鳴ってしまいました。

見かねた園長先生が、声をかけてくださいました。
パパに栞を任せて、給食の準備に入ったタイミングで
私だけ園長先生とお話することが出来ました。

「みんなは出来ているのに、どうして栞はできないの?」
これは今の栞ちゃんにとってはNGワードかもしれません
とアドバイスされました。
普段は、一度だってあんな風にパニックになり泣くことなんて
ないのだから、
いつもと違うという状況が苦手なだけ、
まだ3歳なんだから、出来ないことだって沢山ある、
お母さんの怒る気持ちはとってもよく分かるけれど
きっと怒れば怒っただけ、反対のことをやりたがるだけ、
泣きたいなら泣かせる、抱っこして欲しいと言うなら抱っこする
気が済むまでそうしてあげていいんですよ、
否定してしまっては、栞ちゃんの個性が潰されてしまいます、
お母さんはとてもキッチリされているので
栞ちゃんにもそうさせたくなってしまうかもしれないけれど
みんなと同じことが出来なくても、まだいいと思いますよ。
そんな風にアドバイスをくれました。

栞は、本当に歌が上手で
朝の歌もきっと上手に歌ってるんだろうな。
お外でも、楽しく遊んでるんだろうな。
いつもの様子を見たいな。
そう期待して、保育参観に来ているのに
いつもの様子なんて見ることは出来ず
泣いてばかり。
なんでうちの子だけが、泣いてるんだろう。
なんでうちの子だけが、対応出来ないんだろう。
他の親御さんからしたら、保育参観の度に泣いていて
普段からこんな子なのかな?って思われてしまうだろうな。
本当は…本当は…こんなじゃないのに…。

他のクラスの子に一人、ダウン症の子が居ます。
その子の親御さんは、いつもとてもにこやか。
今日も、その子がみんなと同じように出来なかった場面でも
手を差し伸べ、にこにこ。
とてもゆったりのんびり育児をされているのが
伝わってきました。
それを見て私は、我に返りました。

きっと、私の怒り方がいけないんだな。
私の思いは「親としての思い」であって
「子どもに寄り添って」いなかったと、気付きました。
子どもは決して親の思うようには、動かない。
親が恥ずかしい思いをしようと、栞には関係ない。
栞は栞で、今日きっと「精一杯」頑張ったのだと。

泣き叫んでる場面で、力尽くでもどうにかしないとならない
そういう時もあるでしょう。
でも、全ての場面でそうかと言われると…。
まぁいっか、時間がかかったとしてもまぁいいか。
まぁいっか、恥ずかしい思いしたとしてもまぁいいか。

私にはやっぱり「まぁいっか」が足りないのではないかと。

こうして綴りながらも、自分で自分を整理しようとしています。
今日は、子どもの前で涙を見せないようにするので
いっぱいいっぱいでした。
情けない母親です。

真面目に考え過ぎなのかもしれません。
だから「まぁいっか」が自分の中に、生まれてこない。

栞にはいつもいい子で居て欲しい。
いつもいい子の子どもなんて、きっと居ないのに。
分かっているのに、勝手にそれを求めてしまっている気がして。

今日は、給食の時間になったらにこにこ笑顔に戻りました。
パパがそばにずっと居てくれてたからかもしれません。
パパは優しい係、私は怒る係。
怒ることが不必要だとは、やはり思えません。
怒ること叱ることも、必要だと思うから。
だけど、怒り方叱り方を工夫するのは、親の努めなんだろうな。

後で栞に「どうして泣いちゃったの?」と聞いたら
『恥ずかしかったから』と答えました。
みんなのパパママが来ていて、恥ずかしかったと。
栞は、出来ないところを人に見られるのを嫌います。
大人でいえば「プライドが高い」ような面を持っています。
いつものまんまでいいのに、それが出来ない。
とても難しいです。
少しずつでも、成長してくれればそれでいい。

ママも頑張るね。


育児日記。
誰かに読んでもらうためではなく、自分のために
綴ってきました。
需要はないだろうと思うし、読みたくない人もいると思います。
でも私は書き続けると決めました。
それは、いつか栞と実が子どもを産んだ時に
あなただってこうだったのよ、ママだって同じだったのよ
そう思ってもらえるように。
そのためにも、書き続けると決めました。

全ては、栞と実のために。
あなたたちが、私の人生全てです。



posted by ちぃ at 23:30| 栞と育児