高校の頃、大好きな親友がいました。
私も彼女もお昼ご飯は
お母さんが作ったお弁当でした。
私はたまに学食で食べたり、コンビニで買ったりすることも
ありましたが、
彼女は、毎日毎日お母さんのお弁当でした。
彼女のお弁当には
モロヘイヤのお浸しがよく入っていました。
お母さんの性格が見えるような、綺麗にきっちり詰まったお弁当。
当時うちではモロヘイヤはあんまり食卓に並ぶことがなく
「へぇ〜」と思っていつも見ていた覚えがあります。
高3の夏、彼女のおうちに泊まりに行くことになり
次の日は一緒に学校に行きました。
(授業があったか、部活だけだったか記憶が曖昧…)
その時、彼女のお母さんが
彼女と同じお弁当を、私にも作ってくれました。
綺麗にきっちり詰まったお弁当。
そして、モロヘイヤのお浸しが入っていました。
おいしかった。
彼女のお母さんは、夜ご飯を食べた後に
また料理をしていました。
夜遅くになんでまたお料理を・・・?
次の日のお弁当のおかずを作ってたのでした。
働きながら、家族みんなのお弁当もしっかり作って
すごいお母さんだなー!って思ったのでした。
もちろん母が作ったお弁当は、いい思い出だし
おいしかったし、ブーブー言われながらも
感謝していただいていましたが、
人のおうちのお弁当ってのは、また味が違って
とてもおいしく感じるものなのでした。
良い思い出です。
彼女は覚えているか、わからないけど。
モロヘイヤの季節になりました。
モロヘイヤのお浸しを作ると、いつも
彼女と彼女のお母さんのことを、思い出します。