2018年03月11日

3.11

あれから7回目の3月11日14時46分は
昼寝している娘の手をしっかり握り、迎えました。
黙祷している間、涙が出ました。

東日本大震災を知らない世代を
育てていく私たちにとって
「伝えていく」という大きな責任があります。


7年前私はまだ独身で実家暮らしで
不規則な生活をしていたので、その日も朝9時頃寝て
大きな地震に気付いた瞬間、ベッドから飛び起きました。

ピアノがぐらぐらと揺れ
猫たちがそわそわ動揺している姿を見たのは
初めてのことでした。

そして、数分後
「震源が東北だ」という情報が流れ
血の気が引き、震えたのを覚えています。

ーーーこれは大変なことになる。

毎日、報道を見ては衝撃を受け
携帯に流れてくるニュースや、新聞をくまなく見ては
心に少しずつ傷が出来ていくようでした。

見るのやめな。病んでしまうよ。
友人に言われてハッと気付いたのは数日後のことでした。

毎日繰り返される同じCM。
棚には何も並んでいないスーパー。
計画停電で信号が消えた街。
異様な空気でした。
だけど、日本はひとつになっていました。

もう二度と、経験したくない空気。
だけど、ずっと忘れてはいけない空気。


原発の現状。
まだ7万人以上の方が避難生活を送っている現状。
行方不明のままの方たちの想い。

ずっと忘れてはいけない。


そして私は
震災から5年後の東北を
新婚旅行の中の一日で訪れたときのことを
ずっとずっと、一生、忘れない。




posted by ちぃ at 23:46| 日記