オシロイバナが咲いています。
もうだいぶ花が少なくなってきていて
黒い丸いタネが出来てきました。
栞に「ほら、タネタネだよー」と言って渡すと
“わぁ!”と喜んだ顔をして『パパ(に見せる)!』と
両手に一粒ずつ持って、大事そうにしていました。
そのすぐ隣の芝生スペースに
ちらほらと背の低いヒガンバナが咲いています。
ヒガンバナって、どこかのお宅に植えられているものしか
見た事がなかったですが、自生するのでしょうか?
明らかに誰かが植えたワケではない感じで
ぽつりぽつりと、咲いています。
「ほら、見てごらん♪あかーいお花、あるねー」
すると可哀想に、誰かが摘んでしまったのでしょうか、
無惨に倒れている一輪が…。
という訳で、持って帰ってきてあげました。

そして、タネタネも大事そうに見つめています。
(注:両手に持っています)

パパが帰ってきたら、嬉しそうに報告していました。
私はヒガンバナを見ると、線香花火のようだなぁと
どこか寂しい気持ちになります。
すぐに消えてしまう儚さを、何だか感じるのです。
秋という季節が、そうさせるのかな。