2015年10月24日

不妊治療の階段 〜妊活を振り返って〜

今日はちょっと生々しいお話になります。
抵抗のある方は、お読みにならない方がいいかもしれません。
ごめんなさい。

【過去記事】
1「こうして妊活が始まった」編
2「化学流産」編
3「卵管造影検査」編
4「タイミング法」編
5 「多嚢胞性卵巣症候群」編


不妊治療には大きく分けて、4段階あります。

1段目が「タイミング法」
2段目が「人工受精」
3段目が「体外受精」4段目が「顕微受精」

先にも述べた「タイミング法」は、治療の基本になるものです。
基礎体温表を元に、先生が卵子の様子を見て、薬を処方。
排卵がいつ頃になるのかを、見ていく事になります。

「人工受精」は、タイミング法と並行して行われ
“排卵のタイミングに合わせて、精子を直接子宮に注入する”
という方法。
ここから先は、ズバリ男性側にも多大な協力を要する事になります。
採取方法は、自宅での場合と病院での場合と
その病院によって違いがあるようです。

そして、ここから先の「高度治療」と呼ばれる
3段目へのステップアップが、なかなか大きいのです。
なぜかと言うと
「人工受精」までは恐らく殆どの産婦人科でも出来るのですが
「体外受精」から先は、不妊治療専門の病院でないと
受けられないからです。
そして、女性の体が受けるダメージもとても大きいと聞きます。

「体外受精」は
卵子をたくさん作らせる薬で、どんどん卵子を大きくさせます。
でもそれが「排卵」してしまうと意味がないので
同時に、排卵はさせないようにする薬、も摂取します。
通常の排卵の場合、一度の排卵で一個の卵子が作られ
ある程度の大きさになれば、自然に排卵するので、
それと比べると、すごく体にすごく無理をさせる事になります。

大きくなった卵子は、注射で取り出し
文字通り「体外」で「受精」をさせて、子宮に戻す。
という流れ。

「体外受精」と「顕微授精」の違いは
「体外受精」が、1つの卵子に対して精子たくさんを振りかける
「顕微授精」は、1つの卵子に対して1つの精子を選り分け受精

「顕微受精」の方がより高度な治療になります。


所謂「不妊治療」と言うと
この「体外受精」をイメージする方が、多いように感じます。
でも実際に「体外受精」まで行き着くには段階があります。

 “なかなか授からないから、病院に行きたい
  だけど、いきなりそんなすごい治療とかって、怖い”

なんて…お思いの女性も居るかもしれません。
病院では、その人に合った治療段階を提案してくれますので
そんなに怖いことはないんです。
でも、基礎体温だけは測って、出来れば紙媒体で持って行くのが
良いと思います。
私の通っていた病院では、スマホのアプリで基礎体温表を付けている
と説明しても、紙におこしてと表を渡されてる方が多かったです。




以上、不妊治療の階段。でした。


次に続く・・・。










今日の私のBGM。なし。
posted by ちぃ at 00:00| 妊活と妊婦と産後