毎日のように通っていた道
久しぶりに通ってみたら
すすきは枯れ
ブタクサが生い茂り
あそこのおうちの畑にはナスがなってたはずなのに
もうすっかりなくなって
里芋の葉がめきめき伸びてて
踏切の音も
うっすら聞こえる駅のアナウンスも
少し懐かしく思えるほどで
秋が近付いたと同時に
なんだか私
取り残されたような不思議な感覚
そんなことないよね
日々動いている満員電車やサラリーマンと同じように
私だって日々動いているよね
止まってなんかないよね
長袖一枚がちょうどいい
こんな季節がちょうどいい
だけどきっとあっという間に寒くなってしまって
名残惜しく思う暇もなく冬が来る
少し寂しいのはきっと
秋のせいだ
今日の私のBGM。なし。