2015年07月22日

タイミング法 〜妊活を振り返って〜

【過去記事】
1「こうして妊活が始まった」編
2「化学流産」編

3 「卵管造影検査」編


「不妊治療を始めたんだな」と
私が実感するようになったのが、「タイミング法」という
治療法でした。

ずっと生理不順だったのを、月1回規則正しく生理を起こさせたく
病院に行き始めた私でしたが、
結果的に、医者が進めてくる方法というのは
排卵誘発剤を処方し、排卵を早め、卵胞の育ち具合を見て
タイミングを指導する、というやり方でして、
それがいわゆる「不妊治療の第1段階」だと
自分なりに勉強していくうちに、実感するようになった
という感じです。

具体的に、私が処方されていた排卵誘発剤というのは
「クロミッド」という薬。
以前、ストレスで生理が止まってしまった時にも
飲んだことのある薬で、割とポピュラーな薬のようです。

最初は、クロミッドを1錠だけ。
生理の5日目から服用開始し
生理の10日目くらいから、卵胞の育ち具合を見に
何度か病院に行くことになります。
内診で、超音波を使って、左右どちらの卵巣に
どれぐらいのサイズの卵胞が出来ているか、を見ます。

ですが、私の場合
待てど待てど排卵の兆候は無し、高温期になるまでに
4週間も5週間もかかる、という私の周期には
びくともしませんでした。

でもそのうち自力で排卵は起こり、基礎体温は無事高温期に。
2週間ちょいすると、生理が来て
また、クロミッドを服用。今度は増やしてみて1.5錠に。
という感じで、徐々にクロミッドの量は増えていきました。

クロミッドは最大で3錠までしか処方できないのですが
私は最終的に、3錠服用する段階までいきました。

一般的に、生理から排卵までは2週間が正常、
長くても3週間以内でないと、妊娠はしづらいと言われています。
「いい卵」が作られないと、妊娠には至らないそうです。
目標の3週間以内を目指して
クロミッドだけでは足りないので、排卵誘発の筋肉注射を
打ったりもしました。(←コレ痛いのよー)

卵胞チェックで何度も通院するのは、結構な負担です。
生理から10日目に行ってみて、全然育ってない。
じゃあ〇日後に来てください、と言われ
行ってみるも、まだ育ってない。
じゃあ注射打ってみるか、〇日後に来てください、
それの繰り返しです。

もう少しで排卵するかも!というサイズに
卵胞が育ってくれてからは、
では今夜“頑張ってみてくれる?”と、“仲良し”のタイミングを
言い渡されます。
そして次の日通院、卵胞はまだ有り
“あぁまだ排卵してない、今夜も頑張れる?”

・・・。
こちらの都合なんてお構いなしに(笑)、
そのように医者から指導されることになります。


赤ちゃんは自然に授かるもの
と、思っている大抵の方からすると
とても不自然なことに感じるかと思います。

ハッキリ言って、精神的な負担は大きいです。
戸惑っている暇なんてないまま、治療は進みます。

心と体は繋がっているので
いかにそこを夫婦で、乗り越え
気持ちのコントロールをするか、という事が
とても大事だと感じます。
私の場合、夫の協力無しでは成り立ちませんでした。
本当に感謝しています。


不妊治療の「第1段階」でも、このような負担があるんですよー。










今日の私のBGM。なし。

posted by ちぃ at 00:00| 妊活と妊婦と産後