今月の
「きょうの料理 谷原章介のザ・男の食彩」は
『命をいただくジビエ』でした。
正直言って、衝撃的でした。
ジビエ料理とは
狩猟によって野性の動物を捕獲し
それを調理するというものです。
自然から遠い地域に住んでいる私たちには
なかなか縁のない、猟をするということ。
今回の放送は、鴨でしたが
本当はスーパーに並んでいる牛も豚も鶏も
生きているところを、殺してそれを捌いている人がいて
切り身にして、スーパーに並べるのだから
やっていることは同じなのですよね。
頭では、わかっています。
ああやって美しい動物を殺し
人間は生きてきた。
そのありがたさを、絶対に見失ってはいけないと
改めて思いました。
シェフの谷さんが
段ボールを開け、死んだばかりのきれいな鴨を
何羽も何羽も
厨房に並べていくシーンは、とても衝撃的で
ごめんなさい、出来上がった鴨のロティは本当においしそうだったのです
でもそれよりもそのシーンの方が
頭に残ってしまっていて、今も目が潤んでしまうのですが
それでも、谷さんがその瞬間に
がらっと顔つきが変わり
何度も「きちんと料理しないといけない」とおっしゃっていたのが
とても印象に残りました。
そうだよね、それが「食べる」ってことなんだよね。って
考えさせられました。
私はちょっとこういうことに過敏すぎるのだと
まささん(番組音楽担当)にも言われたのですが(笑)、
そうですよね、あさりを調理する時にも「ごめんね」って言ってから
火にかけるぐらいですから
私はちょっと異常なんだと思いますが
ですが、あの番組を見て
何かを感じ取っていただきたいなって気持ちになりました。
特に、若い世代の方々に。
再放送は、15日(月) 10:00〜 Eテレにて。
是非ご覧頂きたいです。
きちんと「食べる」。
命をしっかりと無駄なくいただく。
それが私たちの義務なのだと、思います。
今日の私のBGM。なし。
2014年12月11日
命をいただくということ。
posted by ちぃ at 00:00| お知らせ