2013年01月21日

CD屋さん。

8cmのシングルCDで育った世代です。

学生時代にバイトを始めて
自分で自分のお金を使えるようになってからは、
HMV派でした。
通学やバイトに行く時に通っていた大きな駅を
あまり利用しなくなってからは、
タワレコ派になりました。

いくらiPodとか。パソコンに曲を取り込んで、とか。
現代的な音楽の聴き方をしていても
やはり「CD」を形として、持っていたい。
私たちの世代の人はみんなきっとそうだと思うんです。

もっと前の父母の時代。
レコードからCDに変わりゆく時には
いろいろとバカにされたもんでした。
アナログにはデジタルにはない良さがある。

ついに。私がよく利用していたタワレコが閉店してしまい。
私の生活圏内にある、CD屋さんといえば
リニューアルオープン後にやたら規模が小さくなってしまった
残念なお店。しか、なくなってしまい。
どこか思い切って出かけた時や、仕事で遠出した時に立ち寄るとか
しない限りは、タワレコでCDを買うことが
出来なくなってしまいました。

8cmシングルの時代から振り返ってみて
「CD」というメディアは、衰退するために発展したんじゃないか。と
寂しく思えてくるほどに
CDを買わない→CD屋さんが閉店していく→さらに買えなくなる
という悪循環がまさに自分にも降りかかってくるようで。

あ、ちなみに先程書いた、昔利用していたHMVは勿論
とっくのとうに閉店してしまっています。


音楽を「創る」という中で
少しだけお手伝いをさせて頂いている身としては
やっぱり音楽は「CD」で聞いて欲しい。って思うんです。
そして何より「詞」を書かせて頂いている身としては
やっぱり「文字」を手に取って目で見て欲しい。って思うんです。

CDを開けて急いでプレイボタンを押して
ブックレットを読みながら、最初の一回を聴く。
私にとってはそれが、何よりの幸せなのにな。


時代が変わっていくことは悪いことではないのだけど
実際、ネットで買う方が早かったり
古いCDでも買えちゃったり
試聴だって出来るし、調べればすぐに歌詞なんて検索出来るし
うーん、だけど
地道にポイントとか貯めて、どうしても欲しいCDは予約とかしちゃって
発売日とかフラゲ日にやったー!って買いに行って
それで聴く「音」って、嬉しいはずなんだけどな。


私も、頑張ってたくさんCDを買おう。










今日の私のBGM。高橋直純「◌+PLUS+」。





posted by ちぃ at 00:00| 音楽と仕事