2012年10月31日

ミータを退院させました。〜ミータの日記〜

動物病院の面会時間に合わせて
母と二人で、ミータに会いに行ってきました。

行ってみて愕然としました。
入院してる犬たちが4匹ほどいる部屋の中に、
後ろを向いて立ったまま、とにかくここから遠ざかりたいと
奥の奥で辛そうにしているミータが居ました。

ただでさえ、車に乗ることも家以外の場所に行くことも
ほぼ無い環境で育ってきたミータにとっては
病院で丸一日以上過ごすことはストレスだろうに、
すぐ近くで、終始ワンワンと犬の鳴き声が聞こえ
どんだけ怖い思いをしたか・・・

すぐに声をかけましたが、なかなか気付いてくれず
でも、何度も何度も呼びかけたら
家族が来てくれたと分かったようで、顔をこちらに近付けました。
一晩じゅう、眠れていないかもしれない、
餌も水もとっていない、
先生が声をかけても、一度もこちらを向かなかったそうです。


静脈を通して、栄養と薬を点滴で与える治療を
出来ることなら、数日やりたい所ですが
ミータの場合、入院することのストレスがかなり大きいと思われるので
今日は一旦帰りましょうということに、なりました。


いろいろな検査をした結果、
慢性腎不全が進行している状況でした。
猫にとって、腎臓が悪くなるということがどういうことを意味するか、


知っています。


ですが、飼い主が諦めてしまったらそこで終わりです。
腎不全を抱えながら頑張っている猫ちゃんも、いっぱいいるんですよ、と
先生が優しい言葉をかけてくれました。
どれだけ、看病してあげられるか、
また、ミータがどれだけ頑張っていけるか、
それにかかっていると思います。

入院して、静脈から点滴をすることが100%の治療だとして、
たとえば70%の治療しか行えないとしても、
ミータの精神状態を一番に優先して、入院させることではなく
通院しての皮下点滴と、自宅での投薬と食事療法で
少しでもストレスが無い状態で、病気と付き合っていく、
という方法を、選んでいこうと話しました。


あんなに怯えたミータの顔は、もう見たくありません。


家族みんな
突然のことで、ショックを受けています。
なんとか気持ちを奮い立たせて
ミータと一緒に、頑張っていこうと思います。



今日は、水だけ飲んで
いつも通り、母と一緒にあったかい布団の中で寝ています。
明日は、餌を食べてくれるといいな。







今日の私のBGM。なし。
posted by ちぃ at 00:00|