2012年04月04日

天声人語のすすめ。

ある日、本屋さんに行ったときに
「天声人語 書き写しノート」というものが
売られているのを目にしました。

朝日新聞の一面一番下にある、「天声人語」。
前々から、時々気になることが書いてありそうな日は
読むようにしていたのですが。
そうか、ノートが売ってるってことは、
これを書き写す人が結構いるってことか、と
なるほどなるほど、と思いまして。

毎日書き写している時間はないので、
申し訳ないけどノートは買っていないです。
でも、ほぼ毎日読むようになりました。

やはり、文章が素晴らしい。
毎日同じ文字数の中で、
・起承転結がしっかりしている
・必ず「転」の部分があって、何かに例えたりし、分かりやすい
・かといっていつも同じパターンにはならないように
 工夫がなされている(起承転結じゃなく、転起承結であったりと)
・たまに難しい単語が出て来て、勉強になる
・意見を押しつけ過ぎず、且つ読み手に問題を投げかけている
すごくバリエーションがあるように、感じます。

とても良い勉強になります。
そして、毎日読んでいても飽きません。

ところで。
誰が書いているんだろう?と、いつも思っていました。
wikiによると、匿名なんだそうです。
なるほど。だから名前が書いていないのですね。
かっこいいなぁ、なんか美学を感じます。

勿論、今はちょちょいとググれば
ネットで読めるんです、この天声人語も。
だけど、私はやっぱり
新聞紙の何とも言えない匂いと、手触りと
それを感じながら、ふむふむと言いながら、読みたい。
大事だと思うのです。

紙の温もり。


皆様にも是非おすすめしたいです。
天声人語。

いつかの遠い話ですが、
私は、自分の子どもには
これだけはと、勉強のために書き写しさせたいなぁと
思っています。









今日の私のBGM。なし。
posted by ちぃ at 00:00| 日記