昨夜のうちに焼いておいた、抹茶のシフォンケーキを
おばあちゃんはおいしいおいしいと、喜んで食べてくれました。
朝ご飯に食べた後、残りの分を
誰にもあげない!と言って
後でゆっくり食べると、大事そうにラップにくるみました。
ふわふわ感がお好みだったようです。良かった。
今度また作ってね、いいよ、と約束をしました。
次は抹茶味以外のシフォンケーキを焼いて、持って行こう。
昼食に
鶏肉ときのこのトマトクリームパスタ、を作りました。
これまた、おばあちゃんはおいしいおいしい、と喜んで食べてくれました。
イタリアンレストランを開いたらいいのに、と言いました。
それにはいろんな勉強をしないといけないね、と話しました。
いつもはこんなに食べないのに、と言いながら
おばあちゃんは残さずにきれいに食べてくれました。
おばあちゃんは、外を歩くのに杖が必要だし
2階までの上り下りも、少ししんどそう。
でも、誰かの助けを借りることなく、いつもよいしょよいしょと
一人で歩きます。
台所仕事も、寄っかかれるから大丈夫なのと言って
料理も洗い物も、一人でこなします。
そんなおばあちゃんを見て、“よいしょよいしょ”は、
おばあちゃんの歩んできた道のりの重さだなって、思いました。
だから、全然恥ずかしいことでも情けないことでもなくて
反対に、愛らしいし尊敬すべきことだな、って思いました。
寂しくない?って聞いても、寂しくない!と言います。
おばあちゃんは、強くて、弱いです。
ああダメだ、早く行って!と
帰り際、涙をこらえて私を送り出します。
おばあちゃんのしわしわの手と合わせて、バイバイしました。
少し歩いて、振り向くと
おばあちゃんは涙を拭っていました。
私も、帰りの車の中で、少し泣きました。
ありがとう。
またね。
風邪ひかないようにね。
おばあちゃんは、料理することが好きです。
私も、料理が好きです。
食べる方ではなく、作るのが楽しい。
“ものづくり”は楽しいからね、っておばあちゃんは言いました。
私も、いつもそう思いながら料理しています。
やっぱり、おばあちゃんの血は私の中に流れてるんだなと思いました。
だからいつでも一緒だね、おばあちゃん。
今日の私のBGM。シャッフルでいろいろ。
2011年11月18日
おばあちゃんち、次の日。
posted by ちぃ at 00:00| 日記