
子どもの頃から、母に植え込まれていました。
小田和正サウンド。
オフコース時代から、ずっと、ずっと。
母がずっと楽しみにしていた、小田和正さんのコンサートツアー
「どーもどーも その日が来るまで」最終日横浜アリーナ公演を
一緒に見に行って来ました。
チケットには、センター席と書かれていたので
段差の無い、いわゆるアリーナ席だろう、でもどうせ後ろの方で
大して見えないだろうなって思ってたのに
行ってみたら、まさかの真ん中も真ん中の前から2列目・・・!
母と「一生分の運を使い果たしたね」って、笑いながら
喜びました。
小田さんは勿論、バンドメンバーさんの顔・表情まで
しっかりと見える位置でした。
小田さんはとても60代とは思えないほど、スリムで
広い会場をまさに縦横無尽に駆け回って、歌ってくれました。
サブステージでグランドピアノを弾き語りで歌う時だけが
遠くなってしまって、見えづらかったのが残念でしたが
正面のスクリーンから歌っている姿を見て、聴いているだけで
充分に感動しました。
私が「聴きたいなぁ」と思っていた曲は全て歌ってくれて
本当に、本当に満足なセットリストでした。
古い曲から新しい曲まで含めた、セットリストは
きっとこなす方はとても大変なんだろうな…と思いましたが
それでも来てくれた人全員を楽しませたいから、って
小田さんの思いが、伝わってきました。
本当にすごいです。
サウンドも、小田さんのサウンドそのものでした。
とてもここが横浜アリーナだとは思えないほどに、良い音でした。
(聴いていた位置にもよるとは思いますが)
「その日が来るまで」というサブタイトルは
震災後、付け加えられました。
延期になった公演、中止になった公演もあって
「その日」というのは、東北でのコンサート、という意味で
最後に小田さんは、噛みしめるように
「その日」がいつになるか、半端なことは言いたくないので
具体的には発表出来ないのが残念ですが、
必ず、来年行きます。と誓っていらっしゃいました。
生で『言葉にできない』を聴けたこと。
『たしかなこと』を聴いて、本当に自然に歌詞が気持ちに染み渡って
涙がこぼれたこと。
ずっと忘れません。
良い音楽は、心を豊かにします。
ストレートだけど洗練された言葉たちが
ひとつひとつ、染み渡ります。
このメロディーには、この詞しかあり得ないという
「100%」を感じるから
誰しもの心に響くのだと思います。
本当に尊敬するアーティストです。
これこそが、音楽、だと思うのです。
今日の私のBGM。小田和正「どーも」。