2010年09月06日

がんセンターにて考えること。

母の退院が明後日に決まりました。

思ったよりも早く退院出来ることになりました。
とてもうれしいです。

母が入院している病院には
ガン患者がたくさん入院しています。
母のように、単純に腫瘍を手術で取るから。という人もいれば
抗がん剤治療によって、髪が抜け帽子をかぶっている人
とっても痩せてしまっている人
病室で苦しそうにしている人
若い人、お年寄りの方、男の人、女の人
たくさんです。

まだ若く、子どもが3人居るというのに
抗がん剤治療が効かなくて、全身にガンが広がっていると
ご自分でおっしゃる女性と
母がお話をしたそうです。
何を言ったらいいかわからなかったと、言っていました。
そして、その方は…ものすごく明るい方だと、言っていました。

限りある命と宣告されても
明るく頑張って「生きている」患者さんがたくさん居ます。

その一方で、毎日のように
自ら命を絶つ人が、たくさん居ます。

みんな平等に与えられたはずの「命」なのに
粗末にする人、期限を突きつけられる人、
それが悔しくてならない。
あの人は、あとどれほど生きられるのだろう、と
思いながら、病院を後にし、一人で考え涙ぐみました。

生きられる命を、粗末にしてはならない。
絶対に、絶対にです。


母も、病院でいろんなことを考えたと思います。
まだまだずっとずっと元気で居てくれなきゃ困ります。
手術で、心配事を全部取り去ったので
きっと、すぐに元気になるよね。
本当は、もうちょっと入院しててくれた方が安心ですが
(じっとしていられない人なので、おとなしくしてるかどうか…)
そうもいかないからね。

お母さん、お母さん、
手術頑張ったから、おいしいもの食べようね。
柔らかいものから始めて、少しずつ慣らそうね。

お母さん、お母さん、
強く居ないといけないね。
あんなに頑張ってる人を目の前にしたら
苦しいことなんて、ちっぽけに思えるね。

毎日を頑張らないといけないね。

ミータとモコが、待ってるよ。





今日の私のBGM。なし。

posted by ちぃ at 00:00| 日記