ペットというのは、
その命を終えるまでを見届けてこそ
「飼った」ことになるのです。
今日テレビで「セラピードッグ」の特集を見ていました。
犬ってのは、
散歩してても、人間より先にトコトコと歩いて行ってしまうものですが
セラピードッグは、どんなことがあっても
人間と同じ速さで歩くことを訓練されています。
初めて会った人にも、吠えたり噛んだり暴れたりすることなく
おとなしくベッドで座っていられるよう、訓練されています。
病気や障害を抱えたお年寄りの方などの
リハビリを支え、心のケアをする犬たち。
それが「セラピードッグ」です。
自力で歩けないおばあさんとずっとリハビリを共にする姿。
おばあさんの顔を見上げながら、一歩一歩着いて歩く犬の姿を見て
思わず涙がこぼれました。
この「セラピードッグ」たちは、
“あと1日で殺処分されるはずだった、捨て犬たち”なんだそうです。
捨て犬や迷い犬たちは、施設の檻に連れて行かれ、
5日間を過ごします。
5日経っても飼い主や引き取り手が現れなかった場合は、
殺処分にされるそうです。
日本では、年間32万頭もの犬猫が殺処分されているそうです。
国際セラピードッグ協会代表の大木さんによって、
施設から救われた、捨て犬たちのうちの少数が、
訓練によって、人を救っているという番組内容でした。
一度は人の手によって「捨てられた」犬たちが
人を「救って」いるのです。
犬の忠誠心とは、なんて凄いのでしょう。
動物から学ぶことって、本当にたくさんあるなと感じます。
動物が人間の勝手によって、殺されている現実を
もっともっと多くの人が知るべきだと思うし、
ペットを飼っている人は、もっともっと
命に対しての責任を自覚しないといけないと思います。
たくさんのことを考えさせられた番組内容でした。
今日の私のBGM。いろいろ。