2008年11月10日

WELCOME TO MY LIVING ROOM TOUR

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あぁ、本当にCarole Kingだ…

と思った瞬間、鳥肌と同時に目が潤んだ。
でも隣でもっと目を潤ませてる人が居たので、
私の涙は引っ込んだ。そしてステージは始まった。


ここはBunkamuraオーチャードホール。
待ちに待ったCarole King18年ぶりの来日ツアー、初日。

幼い頃から、Carole Kingの大ファンである母から
よく聴かされてきた。
母が「良いでしょ?」と言うものを好きになるもんか、と
強がっていた私だったが
いつしか自然に好きになっていた。

母の大好きな、憧れのCarole Kingは今、
目の前でピアノを前に、歌っている。

確かにそれはCarole Kingだった。

歌やピアノが、
格段にめちゃくちゃ上手い、という訳ではないと思う。
だけれど、そこには唯一無二の声と音がある。
そしてチャーミングな姿や仕草が、本当に魅力的だった。

私の一番好きな曲や、知っている曲を、
沢山やってくれて嬉しかった。と
客席の誰もが言うような、そんな温かいライブだった。

ツアーの名前の通り、
まるでCarole Kingの自宅リビングに居るかのような感覚で
ゆったりと聴くことが出来る、
素晴らしいライブだった。

私の大好きな曲が、最後の最後に始まったときだった。
瞬間、悲しみや嬉しさではなく、
ハッキリと「感動の涙」と呼べるものが込み上げる。
あぁ、本当にCarole Kingだ…目の前に居るんだ…。


まだまだ聴いていたい。
拍手が鳴り止まないホール。
夢が覚めたかのように、客席の照明が付いた。


私は、今日という日を、忘れないだろう。







今日の私のBGM。なし。
posted by ちぃ at 00:00| 音楽と仕事